東京大学の安田講堂(photo 写真映像部)
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 東大の学校推薦型選抜、京大の「特色入試」など、難関国立10大学の学校推薦型選抜、総合型選抜の「合格者高校ランキング」。東大では3人の合格者を出したのは1校だけだった(週刊誌AERAとサンデー毎日、大学通信の合同調査。2月14日12時現在の判明分。一部非公表・未回答の学校がある)。

【注目ランキング】東大・京大など難関国立大学の結果が掲載された誌面

 東大の「学校推薦型選抜」には245人が志願し87人が合格。倍率は2.8倍だった。ランキングで目を引くのは3人の合格者を出した渋谷教育学園渋谷(東京)。昨年も学校別で最多となる3人の合格者を出しており、探究学習に力を入れている同校の強みが表れた形だ。東大の学校推薦型選抜には各校4人まで推薦できるが、東大の発表によれば、今年度は1校あたりの合格者は3人が最多で、しかも1校のみだったという。前年合格者が同じく3人だった開成(同)は0人、灘(兵庫)は1人だった。

 合格者の出身高校の地域別割合で「その他の地域(東京を含む関東以外)」は57.4%と過去3番目の高さだったが、秋田、県立長野、四日市(三重)、広島、大分上野丘がそれぞれ2人の合格者を出すなど、東大への進学実績も十分な県立校の名前も目立った。

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京大「特色入試」の1位は