元SMAPの中居正広の女性トラブルを発端に、フジテレビの女性アナを接待要員として扱っていたという疑惑がクローズアップされている。
【写真】フジテレビの番組で「セクハラ演出」をされた人気アナウンサー
2月3日には第三者委員会がフジテレビ社員に向けてアンケートを実施し、「2016年4月以降に起こった出来事」を対象にしたハラスメント調査を行ったとも報じられている。
フジテレビの企業体質に焦点が当たる中、各所で掘り起こされているのが元フジテレビアナウンサーで“カトパン”こと加藤綾子アナ(39)が語っていた「セクハラ面接」だ。
「2017年7月に、当時、新人だった久慈暁子アナがMCを務める『クジパン』にゲスト出演した際のことです。加藤アナはフジ入社時の面接試験で、面接官から『セクシーポーズをしてください』と求められたと暴露。戸惑いながらもスカートの裾を膝上まで上げ、『エヘッ』と笑ったと明かしていました。加藤は笑い話として披露していましたが、このエピソードがここにきて注目を浴び、ネット上でフジ叩きの燃料となっています」(芸能記者)
加藤アナだけでなく、23年にフジテレビを退社した“ミタパン”こと三田友梨佳アナも、18年のバラエティー番組「志村の夜」にて、入社試験時に「ビヨンセのモノマネをして」とむちゃぶりをされ、腰を振る動作をして乗り切ったことを明かしている。
「加藤アナや三田アナの愛称となった『〇〇パン』の呼称について、1月にタレントのフィフィがXで疑問を呈したところ、1500万回以上表示されました。2000年に初代の千野志麻アナ(チノパン)から開始された“パンシリーズ”ですが、当時は新人女子アナの登竜門的な番組として親しまれ、高島彩アナ(アヤパン)、生野陽子アナ(ショーパン)などは知名度アップと共に人気アナに飛躍しています。しかし、現代においては『パン』に女性蔑視の匂いを感じとってモヤモヤしていた人も多く、ネット上でも番組名の“語源”についての議論が過熱しています」(同前)
実際、2000年代は、番組内で女性アナに対するセクハラ演出は日常茶飯事だった。たとえば、04年~05年に放送されていた深夜番組「音箱登龍門」では、中野美奈子が「柔らかいせんべいと硬いせんべいのどっちが好き?」と聞かれて、「硬いほうが好き」と回答。当時の映像からは、艶っぽく聞こえるような発言を引き出すことに成功したことでスタッフが大喜びしている様子もうかがえる。