1月31日、女優の蓮佛美沙子(33)が所属していたソニー・ミュージックアーティスツを退社し、話題になっている。新たな所属先は橋本愛らが在籍する「EDEN」になるという。
蓮佛といえば、現在放映中のNHKドラマ「バニラな毎日」に主演で出演中。同作は閉店した小さな洋菓子店で開かれるお菓子教室を舞台にしたヒューマンドラマだが、蓮佛は洋菓子作り一筋に生きてきたパティシエを演じ、クセの強い料理研究家(永作博美)とともにさまざまな生徒とふれあいを重ねていく。
「蓮佛は『この作品が好きすぎて。こんなに胸が一杯になった作品は初めてでした』と試写会の際に明かすほど、自身にとって当たり役だったようです。パティシエとして1カ月半ほど猛特訓したとも話していました。お菓子作りのシーンは代役なしで、手元しか映っていないシーンでもすべて蓮佛さんが実際に作っているそうです。お菓子を作っている瞬間が主人公にとって一番かけがえのない時間だと強く感じ、吹き替えではなく自分でやることを強く希望したと話していました。ドラマの評判も上々で、SNSでは『面白くて寝るタイミングを失った』『朝ドラよりおもしろい』など、ハマって見ている人が多い印象です」(テレビ情報誌の編集者)
さらに蓮佛は、今期の月9ドラマ「119エマージェンシーコール」(フジテレビ系)にも出演している。清野菜名演じる消防司令センター司令員の姉という役どころで、突然の失声症により、妹との距離を取ろうとする難しい役を演じている。蓮佛はデビューして19年。これまでも多くの話題作に出演してきた。
「2006年に映画『犬神家の一族』でデビューすると、翌年には映画『転校生-さよなら あなた-』で初主演を果たし、同年の映画『バッテリー』でもヒロインを好演しました。両作品でのフレッシュな演技が評価され、第22回高崎映画祭と第81回キネマ旬報ベスト・テンの新人女優賞を受賞しています。『転校生』では故大林宣彦監督が『20年に1人の逸材』と太鼓判を押したのは有名な話です。その後、数々のドラマでも引っ張りだことなり、16年には朝ドラ『べっぴんさん』に出演し、さらに知名度が上がりました」(同)