今日4日は強い冬型の気圧配置となり、全国的に風が強まるでしょう。花粉の飛散量は関東から九州で「少ない」見込みですが、わずかな量でも花粉対策が必要です。2月下旬になると東京、高松、福岡などで花粉飛散のピークに入りそうです。
しばらく花粉の飛散量は「少ない」見込み
今日4日から9日にかけて、九州から関東では花粉の飛散量は「少ない」でしょう。ただ、今日4日からは強い冬型の気圧配置となり、全国的に風が強まる見込みです。わずかな花粉でも、敏感な方は対策が必要です。
花粉飛散のピークはいつ?
スギ花粉の飛散はまだしばらくは少ない見込みですが、2月下旬になると、福岡や高松、東京などでスギ花粉の飛散が非常に多くなりそうです。飛散のピークの時期になるでしょう。3月上旬から中旬になると、広島、大阪、名古屋、金沢、仙台など広い範囲でピークとなりそうです。
飛散開始は例年より早い所もありましたが、ピークの時期は各地とも、おおむね例年並みで、10日から1か月ほど続く見込みです。また、ヒノキの花粉のピークはおおむね3月下旬から4月上旬になるでしょう。3月の気温が高めになる予想のため、ヒノキのピークは例年より早い予想で、期間は5日から2週間ほど続く見込みです。
強い風が吹く日や、急に暖かくなる日には、花粉の飛散が極めて多くなり、1平方センチメートルあたり100個以上観測される日がありそうです。花粉情報や気象情報を確認して、万全な対策を心がけましょう。
外出時にオススメの花粉対策
花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。
① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。
② マスク
感染症予防として使用している方も多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。
③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。