パティ・スミス、ブラジルのステージ上で倒れた理由を“片頭痛後の目まい”と説明し無事を報告
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 現地時間2025年1月29日にブラジル・サンパウロのステージ上で倒れたパティ・スミスが、無事であることをファンに伝えた。

 1月30日に78歳の伝説的シンガーソングライターは、カメラに向かって笑顔で手を振るセルフィー写真とともに、「これは、私が元気であることを皆さんに知らせるものです」と、インスタグラムに書き込んだ。彼女は、「報道やSNSで、極めて大げさな報道が流れています。片頭痛後の目まいが少しありました。ちょっとしたハプニングがあってステージを降り、10分後に戻って観客に大丈夫だと伝えて“Wing”と“Because the Night”を歌いました」と綴っている。

 パティは、医療専門家に診てもらった結果“まったく問題ない”と判断されたと付け加えた。そして、「世界中でさまざまな争いが起こっている中、この説明可能な出来事はそれほど注目に値するものではありません。皆さん、ご心配いただきありがとうございます。信じてください。私は元気です」と結んだ。

 現在、パティ・スミスは実験的なデュオ、サウンドウォーク・コレクティヴとの南米ツアーの真っ最中である。この1か月間の【Correspondences】ツアーは、サウンドウォーク・コレクティヴのインスタの公式説明によると、「サウンドウォーク・コレクティヴとパティ・スミスによる、常に進化し続けるプロジェクト」であり、「10年以上にわたって、アーティストたちが詩人、映画製作者、革命家、そして気候変動の影響によって残された音の足跡を発見した、さまざまな地理的環境や自然環境を横断する」ものとのことだ。

 サウンドウォーク・コレクティヴもインスタのストーリーズでこの状況について言及し、「パティはここ数日、激しい偏頭痛に苦しんできました。ステージ上で目まいもありましたが、それでも彼女は私たちやあなたたちのために今日ここにいたいと、パフォーマンスをしたいと望んだのです」と綴った。そして、「パティは皆さんの忍耐と寛容に心から感謝しており、参加してくださった皆さんに愛を送っています」と続けている。

 今週サンパウロで幕を開けたこの一連の公演は、アルゼンチン・ブエノスアイレス、チリ・サンティアゴ、コロンビア・メデジンでも開催される予定だ。

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