![](/mwimgs/6/3/-/img_63df4af109f34d44788d298fb20d873d21246204.jpg)
お笑いコンビ・にゃんこスターのアンゴラ村長(30)が世間の注目を集めたのが、コンビ結成5カ月で準優勝に輝いた2017年の「キングオブコント」だった。縄跳び芸が大ブームになりメディアで引っ張りだこになったが、SNS上で批判を受けて心身に異変が起きた。その後テレビの露出が減った時期があったが、心は折れなかった。インタビュー【後編】では、ブレークした時に抱えた葛藤、心身に異変が生じた時に人生の転機になったメッセージ、今後の目標などを語ってくれた。
――早稲田大学を卒業後、会社員と芸人の「二足のわらじ」の生活を続けて今年が7年目になりますね。
そんなに経つんですね! 大学の時から芸人として活動していたので兼業で働ける会社を探した時に、株式会社これから(本社・東京都新宿区)と巡り合って。今は広報業務で会社の宣伝、社員募集などを担当しています。芸人で大変だった時期もサポートしてくれましたし、フレックス制の働き方で芸人と両立できているので本当にありがたいです。
縄跳びのネタの1本
――キングオブコントで準優勝に輝いた時は大卒1年目だったんですね。
そうなんです。当時はコンビを結成して間もなかったし、縄跳びのネタの1本しかありませんでした。10組が決勝に進出したけど、私たちは実力がないのは分かっていたし、会場を盛り上げて「最高の最下位になろう」と話していたんです。まさかの準優勝でうれしかったけど驚きが大きくて……。「え、どうしよう」と。縄跳び以外のネタがないし、他の芸人さんと違って実力があるわけではない。あの時の準優勝は運だけですから。
![](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/c/3/840mw/img_c3a41607ed6347e325e3078eaf48dbcb25776480.jpg)