朝方、切手を買おうと郵便局まで来たら「10時からの営業です」と言われた。1時間もあるじゃないか、と近所の喫茶店に入り「そうだ明日が締め切りだった!」と気づいて、慌ててAERA.dotの原稿に取りかかっている次第。
昨日は長崎から博多へジャンボタクシーで2時間の移動だった。しかし、その移動時間が案外と役に立ってくれる。やらねばならないことをその時間でこなすのだ。
ギャラ交渉も自分で
それは主に自分の落語関係の仕事にまつわる雑務。仕事のメールの返信、ここ最近の仕事先への請求書作り、今後予定している仕事現場への移動手段と時間の下調べ、自分の独演会の前座とゲストの手配のための依頼メールの送信、これから行く地域で過去5年に自分が演じた落語のネタ調べ(被らないようにするため)などなど。
私はテレビ・ラジオ・新聞・雑誌などのメディア関係の仕事は芸能プロダクションに依頼しているのだが、寄席・独演会・演芸会・地方公演などの落語関係の仕事はいまだに自分で差配している。ギャラ交渉も自分でする。
決算の申告時期が迫ってくると1年分まとめて帳簿づけをする。丸1日かけて、前年度の取引先と現場名と出演料額面を帳簿に手書き(!)で書き込んでいき、通帳を見て振り込みが完了しているかどうかを再確認していく。完了すると税理士さんにたまった領収書とともに渡す。税金の振り込みも自分で銀行に行く。
自分が自分のマネージャーみたいなものだ。私の本業は落語家、副業は落語家のマネージメント。