2000人以上が集まった「抗議デモ」
他にも、アニメ「サザエさん」内にK-POPのポスターをしのばせたり、七夕に放送された「めざましテレビ」では「少女時代のようにきれいな脚になりたい」と書かれた短冊が映り込むといった「韓流サブリミナル」にも視聴者の不信感が高まった。
バラエティー番組であれば、当時の韓流ブームを多く取り上げることも不自然ではないが、スポーツ報道など公平性が求められる分野で同じような現象が起こると、やはり視聴者には強い違和感が残ったようだ。
「日韓交流を盛り上げる文脈ではなく、“韓国びいき”と捉えられる一連の出来事が背景となり、2011年には俳優の高岡蒼甫がTwitter(現X)に『8(フジテレビ)は今マジで見ない。韓国のTV局かと思う事もしばしば』と投稿。この書き込みが発端となり、フジテレビへの抗議デモが勃発しました。2000人以上がフジテレビ前に集結し、『ノーモア韓流』との声を上げて行進し、社会問題になるほどの大騒動に発展しました」(前出の芸能記者)
今回、中居のトラブルの根幹には「局ぐるみの上納システム」があったとの疑惑が報じられているが、第三者による調査で事実だと判明すれば、これまで以上の逆風にさらされるのは必至。フジテレビが過去の過ちから“学び”を得ていないのであれば、再び視聴者の信頼を取り戻すのは難しいかもしれない。
(泉康一)