フジアナウンサーが相次いで思いを吐露
また、19日夜放送の「Mr.サンデー」では藤本万梨乃アナが「私は中居さんにお会いしたこともなくて、今回のようなことについても詳しくは知らないまま、こういった状態となりました。今、根拠のない臆測にさらされて、否定する場もなく苦しい思いをしている仲間もいます」と告白。そして「なぜこのような事態になったのか、どこに問題があったのかというのを、第三者の目線で徹底的に調査していただいて、視聴者の皆さんや関係者の皆さん、スタッフの皆さん、そして私たち社員にもきちんとした説明を求めたいと思います」と強い口調で語った。
同月20日朝放送の「めざまし8」では、小室瑛莉子アナは「フジテレビで働く社員としては、本当にこれを機に徹底的に、社内を洗いざらい調査をしてほしいと思います。もし会社に悪いところがあったとして、その膿を出し切らない限り、報道機関として、そしてこのような番組で伝える立場として、自信を持って伝えることができなくなってしまいます。本当に報道機関としてのあり方をしっかり考えたいと思いますし、それに対し、自分もできることはしっかり会社の中で対応していきたいと思います。真面目な社員、誠実な社員が自信を持って情報を届けられるような、会社になってほしいと私は願っています」などと声を震わせながら1分半近くにわたり思いを訴えた。
また同番組では、酒主義久アナが目に涙を浮かべながら「本当にもどかしいというのが一番」と切り出し、「13年働いてきて、一度も辞めたいと思ったことはないですし、大好きな会社で先輩も後輩も含めて、大好きな仲間がいろいろと苦しんでいる姿っていうのを見てきたので。好きな会社をもっと良くするためにも、調査であったりとか、説明も今後しっかりしてほしいなっていうのが今の思いです」と胸中を吐露した。
宮司アナや藤本アナ、小室アナの発言にはSNS上などでも「よく言った」「頑張れ」などと一定の評価をするコメントも見受けられた。他方、「局アナとして本当に(週刊誌報道のような)内情を知らなかったのか」といった厳しい見方があったのも事実。ただ、“第三者の目線”の重要性を強調し、徹底した調査を求めた藤本アナの発言は評価する声が多かった。
一方で、酒主アナの涙のコメントに対しては「アナウンサーが泣くのは違う」「泣きたいのは被害者だろう」などの声がSNSで上がったように、コメントに愛社精神がにじんでしまい、会社をかばっているように捉えられてしまった面もありそうだ。