渡邊雄太(30):千葉ジェッツふなばし/ダンクに3点シュートにブロックにと、なんでもござれのスター選手。NBAでの経験を存分に披露してくれるはずだ(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
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 9季目を迎え、ますます盛り上がるBリーグ。NBA帰りの選手に、日本代表の新旧主将、大型外国人選手……並みいるスター選手が競演するオールスターが18・19日に行われる。識者に見どころを聞いた。AERA 2025年1月20日号より。

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プロバスケットボールのBリーグのオールスターゲームが1月18・19日、千葉ジェッツの本拠・ららアリーナ東京ベイで開かれる。リーグを代表するスター選手が一堂に会し、絢爛豪華に数多の好プレーが見られること必至だ。

 オールスターはBリーグが開幕した2016~17シーズンから行われ、今年で7度目の開催。チケットは即日完売した。

 国内のバスケ人気は近年急激に高まり、レギュラーシーズンのチケットすら入手困難となっている。Bリーグ広報担当者によれば、ここ4季でB1、B2のクラブ全体の入場者数は129万人から452万人に膨れ上がり、営業収入は242億円から552億円とすさまじい伸びを見せている。

観客席の一体感

 何が人々をバスケ観戦に駆り立てるのか。リーグが掲げる構造改革「B.革新」のうちの一つ、アリーナ構想もその助けとなっているだろう。Bリーグの島田慎二チェアマンが「成長戦略の核はアリーナ」と位置づけ、今、Bリーグの各クラブではアリーナの建設、開業ラッシュだ。

 今年のオールスターの舞台であるららアリーナ東京ベイもその一つで、昨春開業したばかり。収容人数は約1万人。アリーナ中央には大型のセンターハングビジョンが吊り下げられ、観客席の傾斜は上段席からでも選手の顔がよく見えるよう工夫されている。

 アリーナでの観戦は観客を非日常の空間へといざなう。Bリーグ広報担当者は力強く言う。

「試合観戦はもちろんですが、チアのダンスや炎を使った演出、DJが流す胸躍る音楽など、試合以外の時間にも各クラブがさまざまに工夫を凝らしています。ひとたびアリーナに入れば、最初から最後までライブスポーツエンタメを楽しむことができるんです」

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大迫力のプレーが魅力