森朋之
4人組ロックバンド、OKAMOTO'Sがデビュー15周年を迎えた。デビュー以来順調に活動を続けてきたOKAMOTO’Sだが、2024年4月にハマ・オカモトが休養を発表（9月の全国ツアーからバンドに復帰）。この経験に対してオカモトショウは、「バンドや自分たちのことを見つめ直すきっかけになった」と語る。メンバー全員が30代半ばに差し掛かったOKAMOTO'Sは今、どんな思いでバンドと音楽に向き合っているのか？ オカモトショウに聞いた。
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中学からの同級生4人（オカモトショウ/ Vocal、オカモトコウキ/ Guitar、ハマ･オカモト/ Bass、オカモトレイジ/ Drums）によって結成され、2010年にデビューしたOKAMOTO'S。豊富な音楽知識に裏打ちされた音楽性、そして、テクニックとセンスを併せ持った演奏力によって大きな注目を集め、2020年には日本武道館公演を成功させた。デビュー15周年を迎えた2024年にはハマ・オカモトの活動休止を経て、47都道府県ツアーを開催。25年1月には10枚目となる「4EVER」を発表し、ツアー後半を回るなど精力的な活動を続けている。
――OKAMOTO'Sは昨年、デビュー15周年を迎えました。
オカモトショウ「コロナ禍の期間が挟まっているので、10周年から15周年までが短く感じますね。こういう節目があると振り返るきっかけになるし、普段は面倒くさくてやらないいろいろな確認もできて。大掃除みたいなもので、たまにやっとかないとダメだなって思いますね」
――バンドの活動を見つめ直すきっかけになる？
オカモトショウ「はい。具体的にいうと、ハマくん（ハマ･オカモト）が休んだことが大きくて。15年間そういうことがなかったことがむしろラッキーだったと思うし、ハマくんが体調不良になったときは“休めるだけ休んで”という気持ちだったんですよ。ただ、振り返ってみると“自分たちにも良くなかったところがあったな”と思って。2年くらい前に、“ハマくん、本調子じゃないかも”と心配してたことがあったんですよ。でも“俺が心配してるのは言わなくても伝わるでしょ”みたいな感じで何も言わなかったんです。なんか照れくさいし、心配されるのもイヤかもしれないなって」
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