市川実日子
市川実日子
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 脚本・バカリズムの新ドラマ「ホットスポット」(日テレ系・毎週日曜午後10時30分)が、12日スタート。地元のビジネスホテルで働く遠藤清美(市川実日子)41歳。支配人の奥田(田中直樹)の元、同僚の由美(夏帆)、えり(坂井真紀)、高橋(角田晃広)らと平凡な日々を過ごしていた。そんなある日、清美は交通事故に遭いそうになり…間一髪のところで宇宙人に命を救われる。絶対に他言無用の“その秘密”を、我慢できずに幼馴染の葉月(鈴木杏)と美波(平岩紙)に話してしまったことから、平凡だった清美の日常が変わり始める。今回主演を務める市川実日子の過去の人気記事を振り返る(この記事は「AERA dot.」に2022年3月2日に掲載されたものの再配信です。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)

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 2月からに三代目のヒロイン・ひなた役で川栄李奈が登場し、クライマックスに向けますます盛り上がりをみせるNHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」。本作では3人のヒロイン以外の個性的な登場人物たちにも注目が集まっている。

 特に視聴者から人気が高いのが、市川実日子(43)扮する「ベリー」こと野田一子だろう。深津絵里が演じる二代目ヒロイン・るいの親友であり、彼女の本名が明かされた回は「野田一子」がTwitterのトレンド入りを果たすほどだった。大阪編から京都編に移った現在も、ひなたの親友の母親役として、物語の脇を固める重要なキャラクターとなっている。

 一方、市川は日曜夜放送中のドラマ「DCU」(TBS系)にも出演中。主人公の阿部寛の婚約者で、水中で起こった事件や事故の捜査に特化した(架空の)組織「DCU(Deep Crime Unit)」の科学捜査ラボ班長という役どころ。白黒つけないと気が済まないサバサバとした性格ながら、家に帰るとほんわかキュートモードになる市川の演技に対し、ネット上では「仕事時とは違うおうちタイムのふわっとした話し方がかわいい」「おうちシーンがかわいすぎる」と、その魅力に引き込まれる視聴者も多いようだ。

 姉の市川実和子(45)が先にモデルデビューしていたこともあって、1994年からファッション誌「オリーブ」の専属モデルとなり、その後は数々のファッション雑誌に登場する売れっ子モデルとなった市川。2002年に初の主演映画「blue」で、同級生の少女に強いあこがれを抱く主人公を好演し、第24回モスクワ国際映画祭最優秀女優賞を受賞した。2016年公開の「シン・ゴジラ」では環境省の若手官僚・尾頭ヒロミを演じ、仏頂面で誰とも目を合わすことなく、早口でゴジラの分析をするインパクトある演技を披露。これが話題となり、有名漫画家が描いた似顔絵がSNSに投稿されるなど「ヒロミ祭り」となった。

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プライベートは謎に包まれている