人の行動を鼓舞する暦注
明治改暦から僅か150年。さかのぼれば平安時代から「日取りの吉凶を考える」という習慣が1000年以上にわたって続いていて、その時代に応じて少しずつ内容を変えながら現代に伝えられている。
「歴史をみてもわかるように、暦から吉凶を読み取ろうとする人間の心の営みは今後も続いていくでしょう。禁忌は廃れゆく傾向で、人の行動を鼓舞する暦注のほうが残っていくという気がします」
さて、2025年1月の吉日を改めて見てみよう。
大安は11、17、23日。一粒万倍日は7、10、19、22、31日。寅の日(金運アップが期待できる吉日)は9、21日。巳の日(弁財天の使いとされる蛇<巳>が金運・財運をもたらす日)は12、24日。鬼宿日(鬼が外に出てこないため何事をするにもいい大吉日。婚姻には不向き)は3、31日。
では、2025年の天赦日はいつなのか。
「2025年の天赦日は、3月10日、5月25日、7月24日、8月7日、10月6日、12月21日の6日間です」
(AERA dot.編集部・大崎百紀)