タイルカーテンを見学する秋篠宮家の次女佳子さま=2024年10月17日、岐阜県多治見市
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 12月29日に30歳のお誕生日を迎えられた秋篠宮家の次女、佳子さま。5月には外交関係樹立125周年を迎えたギリシャを公式訪問されるなど、公務に積極的に取り組まれた一年だった。精力的に公務をするその姿に、皇室番組の放送作家を20年以上務めるつげのり子さんは、ある大きな「変化」を見たと話す。

【写真】まるで美しい絵葉書のよう!紅葉に映える佳子さま

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 30歳になられた佳子さまだが、29歳の一年は、本当にお忙しい日々だった。

 例えば、5月25日~6月1日にギリシャに公式訪問される前は、5月21日に日本ギリシャ協会長や同事務局長らからのご進講を受け、23日に天皇陛下へごあいさつ。24日に賢所をご参拝し、ギリシャへと出発された。

 ギリシャでの全日程を終えて6月1日に帰国されると、3日に帰国のご参拝。4日は天皇、皇后両陛下や長女の愛子さまにごあいさつし、5日には都内の明治記念館で開催された「産経児童出版文化賞」の贈賞式に臨席されている。
 

 国内外での公務を精力的に取り組む佳子さまの姿に、皇室番組の放送作家を務めるつげさんが大きな「変化」と指摘するのは、「愛子さまへのフォロー」だ。佳子さまの一年を振り返り、一番印象に残る点だとつげさんはこう話す。

「成年皇族として本格的に公務をする愛子さまを、佳子さまがフォローされる姿が随所に見られました。春や秋の園遊会では仲良くアイコンタクトを取られる場面もありました。文化勲章の受章者と文化功労者を招いた茶会では、佳子さまと愛子さまは同じテーブルでした。佳子さまが会話のきっかけを作って、さりげなく愛子さまの手助けをされていた印象があります」

文化勲章受章者、文化功労者らと懇談する天皇、皇后両陛下の長女愛子さまと、秋篠宮家の次女佳子さま=2024年11月5日、皇居・宮殿「連翠」

愛子さま、悠仁さまへバトンタッチ

 愛子さまへのフォロー、そして9月に18歳になった弟の悠仁さまに「バトンタッチ」という思いが佳子さまにあるのではないか、とつげさんは続ける。

「9月6日に弟の悠仁さまが成年になられました。30歳の佳子さまは成年皇族としての責務をやり遂げつつある、という思いを持たれているのではないかなと感じます。愛子さま、悠仁さまという次の世代にバトンタッチして、いよいよ結婚へという思いが秘められているのではないかと、佳子さまの今年一年を見ていました」
 

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姉の眞子さんは30歳で結婚