[写真:蜷川実花/hair Oh Yumi Ha Min(Bit&Boot)/make up Kim Ina(WOOSUN)/styling 伊藤ミカ/costume Tanakadaisuke Not Your Rose Tom Wood Kanako Tamura GANNI/prop styling 遠藤 歩]
この記事の写真をすべて見る

 世界に大きく飛躍した1年となったLE SSERAFIM。来年はどんな姿を魅せてくれるのか。AERA 2024年12月23日号の記事より。

【写真】蜷川実花が撮った!AERAの表紙を飾ったLE SSERAFIMはこちら

*  *  *

――LE SSERAFIMのメンバーに「最もLE SSERAFIMらしい曲は?」と尋ねると、5人とも「ANTIFRAGILE」を選択した。「馬鹿にしないで 私が歩いてきたキャリア」「忘れないで 私が置いてきた toe shoes」という歌詞がメンバーのバックグラウンドを想像させる一曲だ。

SAKURA:「ANTIFRAGILE」は私たちらしい曲のひとつです。「試練の前でも力強い」「また立ち上がる」という内容が私たちの生き様そのままで、個人的にも大好きですし、ずっと大切にしていきたい曲の一つです。

(全員、うんうんと頷く)

CHAEWON:おばあちゃんになっても大切にします。

KAZUHA:私は「Swan Song」もLE SSERAFIMらしい曲だと思います。私たちの正直な姿をよく表しているのではないかと思います。

――最新シングルのタイトル曲「CRAZY -Japanese ver.-」では、自分を夢中にさせることに出合った瞬間の感情を歌っている。

EUNCHAE:一度聴いたら忘れられない中毒性のあるメロディーの曲です。

SAKURA:「CRAZY -Japanese ver.-」も、カップリングの「EASY -Japanese ver.-」も私たちにとっては新たな挑戦でした。練習をしながら「こんなLE SSERAFIMは見たことがないね」とメンバーと言っていたくらいです。

YUNJIN:韓国語バージョンでもビートに乗るのが難しいのに、それを日本語で歌わなければいけないのが大変でした。何度も何度も練習して体に染み込ませました。

「ときめき」を大切に

EUNCHAE:私は日本語の発音にちょっと苦労しました。頑張りすぎて、ふとした瞬間に、日本語の歌詞が頭に浮かんできちゃうことも。さすがに夢にまでは出てこなかったですけど(笑)。

SAKURA:EUNCHAEは日本語の勉強を頑張っているよね。怖気づくことなく自信を持って話すから言語の上達が早い。すごいと思います。

EUNCHAE:日本語はまだまだです。

KAZUHA:伝えたいメッセージは、韓国語バージョンも日本語バージョンも同じですが、MVの作りはかなり違います。日本語バージョンでは、私たちのかわいらしい魅力も見られると思います。

次のページ
「迷走」してわかること