
たとえば、上皇ご夫妻が天皇陛下を含む3人のお子さまを育てていた当時は、学校生活や家族の風景をメディアが撮影する機会は今より多く、記者会見の場で子どもたちの素顔が伝わるようなエピソードをユーモアを交えて語る場面も珍しくなかった。
「次女の佳子さまだけが旧御仮寓所で生活を始めたときもそうでしたが、秋篠宮ご夫妻としては、ある程度のプライバシーが保たれるというお考えのもと、ご自身のなかでは筋道の通ったご方針が固まっているかもしれません。しかし、皇族は一般人以上に公の存在です。国民からの批判の声が大きくなってから小出しに説明する手法では真意が伝わらず、皇室と国民の間に溝を生じさせることになりかねません」
かつて皇室に仕えた人物も、
「理解してもらおう、という地道な行動の積み重ねが、皇室と国民との信頼を築いていくのではないでしょうか」
と指摘する。国民から持ち上がった「疑念」に説明をせず、くすぶり続けたものが今の批判的な視線につながっているのではないかと見る。
18歳の成年を迎えたとはいえ、悠仁さまはまだ社会経験もない高校生だ。膨れ上がった不信感が悠仁さまを襲うことがないよう、「大人」たちの対応が期待されている。
(AERA dot.編集部・永井貴子)