そんな一方で、当の中学生はスマホをどう使っているのか。中学生に「自分のスマホを持ったとき、一番したいと思ったこと」をたずねると、ダントツで多かったのが「LINE」(53.0%)。2位のゲーム(19.2%)を大きく引き離した結果は、LINEが中学生にとっていかに重要なツールであるかを感じさせるものだった。

 さらに、母親からは、子どものスマホにまつわる「驚いたエピソード」が寄せられた。エピソードはLINEにまつわるものが多く、「中学生になってLINEの友達の人数が200人を超えた(41歳・中学1年女子の親)」「LINEにつながっていないとクラスの中で話についていけないらしい(41歳・中学2年女子の親)」など。なかには「LINEのタイムラインはチェーンメールのように使用されていること(43歳・中学3年女子の親)」に驚いたという声もあった。

 昔なら手書きの手紙で「○日以内に、○人にこの手紙を回さないと不幸が訪れる……」といった内容で回ってきた「不幸の手紙」が、携帯の普及とともに「○人にこのメールを出さないと……」というチェーンメールに変化。そしてスマホが普及した今では「○人にこのLINEを送らないと……」という形になっているという。友達作りやクラスのコミュニケーションに欠かせないツールなだけに、そういった迷惑メールの類も回ってきやすいのかもしれない。

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