祇園祭は、四条通りの東端に位置する八坂神社の夏のお祭りで、祭りのメインである山鉾巡行は、7月17日(前祭)と7月24日(後祭)に行われる。
京都の人々は昼間の山鉾巡行よりも、前日の夜(宵山)や前々日(宵々山)の風景の方を好むのだそうだ。町内ごとに置かれた鉾や山の駒形提灯に火が入り、お囃子が鳴り響く。また、1年間この日のために町内の蔵で大事に保管されてきた胴懸(タペストリー)や隅金具などが展示される鉾建ての時も大事な交流期である。
33ある山鉾は、それぞれ別のご神体が祀られているため御利益も違う。これらの個性ある山鉾と同様、町内ごとにオリジナルの御朱印や粽(ちまき)が授与されているほか、てぬぐい、お守り、ストラップなどさまざまなグッズが販売されている。
こうした、山鉾巡行だけではない祇園祭の魅力を写真特集としてみた。