相手からの指摘があったとき、まずはその意図を冷静に考えることが重要だと、Xフォロワー約30万人の元自衛官ぱやぱやくんは述べます。もし、それが悪意のある誹謗中傷だと判断できた場合、「無視する」という選択が効果的です。相手の挑発に乗らず、冷静に状況を見極めることで、無駄な争いを避ける方法を、著者最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』から抜粋・再編集してお届けします。
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もしも、相手から何かしらの指摘があったら、まずはどういった意図があったのかを考えてみましょう。
そのときに落ち着いて考えてみて、相手の指摘が、悪意のある誹謗中傷や事実に反する悪口だとわかったときには、「無視する」のはとても重要な手段です。
もし相手に悪意や傷つけようとする意図があるなら、あなたが無視をせずに正面から相手にすると、ことが余計に大きくなってしまう可能性があります。
これは、国家の防衛で例えるとわかりやすいと思います。
もしも国際関係の中で、どこかの国の挑発行為に対して「ふざけるな」と強い批判をしたうえで、軍事行動まで行って威嚇したとしましょう。
すると、どちらの国も矛を納めることができなくなり、かえって戦争に発展してしまうケースがあります。
つまり、相手が挑発をしてきたときに、それを真に受けて、相手の土俵に立ってしまうと危険があるのです。つまり、無視をするのも、ここでは重要になるのです。
これは実生活でも同じことが言えると思っています。
私がネット上で、ひどい誹謗中傷を以前受けたことがあります。その際に、弁護士の先生に相談をしたこともありました。
そのときに、弁護士さんから言われたのは「あなたがこの誹謗中傷に応答すると、より騒ぎが大きくなる可能性が高いです。すると、それが新しい誹謗中傷につながります」とアドバイスをくれました。
今思うと、まさにこの弁護士さんが言っていたように、誹謗中傷に応答するのはあまり良くなかったと思いました。