著者の最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』

 こうしたことを経験した私が、もっと効果的と考える悪口や誹謗中傷への対応法があります。

 それは、まずは様子を見つつ、相手の行動がエスカレートしたところで「出るところに出る」という方法です。結局のところ、これがベターではないかと思っています。

 もちろん、誹謗中傷に関しては、それを行っている側に非があります。しかし、人生の時間には、限りがあります。

 それらの悪口や誹謗中傷に対応するにも、それなりのストレスと時間、そしてお金がかかります。

 そのように考えると、「悪口を言われたから戦う」という戦術は、あまり賢いとは言えませんよね。

 さらに言えば、先ほどの弁護士の言葉のように、別のトラブルに発展する可能性もありえます。

 そうした理由からも、まずは反応せずに様子を見つつ、「これ以上は我慢できない!」と思った瞬間に行動に出るのが良いでしょう。
 

 私の経験を踏まえると、あなたの悪口を言っている人たちは、たいてい、あなたではない別の人たちに対しても悪口を言っています。

 つまり、今のあなたが標的にされているのは、「たまたま、あなたが目についただけ」という、ちょっとした理由であることも往々にしてあり得ます。

 このような場合、あなたに対して、たいしてネガティブな感情があるわけではないので、無視をしていると攻撃が止むケースが多いのです。

(ぱやぱやくん)

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