「さあ、検査を始めましょう」と道具や器具の説明をしながら、検査はどんどん進んでいきます。普通のベッドのおかげか、羞恥心を感じることもなく、深呼吸をしているうちに検査は終了。検査の内容や今後のスケジュールなどが書かれた紙を渡され、医療保険での全額負担のおかげで支払いもなく、帰宅となりました。

翌日検査結果のメールが

 翌日、「検査結果が出ました」というメールが届きました。早速ホームページに行ってみると、HPVテストの結果が届いているではありませんか。結果がすぐ届いたことに驚きながら、結果を読み進めてみると、「HPV 16型とHPV 18型は陰性。他のハイリスクHPV遺伝子型が陽性。次のステップ:パップテストは保留中であり、結果はまだ完了していません。今後、数週間以内に医師の診察室から連絡があり、結果や必要な追加のフォローアップについて話し合う予定です。」と書かれていたのでした。

 19歳の夏に4価のHPVワクチンを接種していた私は、最も子宮頸がんの原因となりやすいHPV 16型とHPV 18型は陰性であったことに安堵しつつも、パップテスト(子宮頸部細胞診)の結果が届くまで、不安な日々を過ごすことになりました。

 結果が出たことを伝えるメールが届いたのは、検査を実施した日から2週間が経過した頃でした。思ったより結果が届くのが遅かったこともあり、不安が最高潮に達していた私は、「最近のパップスミアの結果が、正常であったことをお知らせできることをうれしく思います」という文章を読み、とても安堵したことを覚えています。

 日本の場合、1週間後にまた医療機関を受診して検査結果を聞くことが一般的なので、結果を聞くためだけに医療機関を受診する必要がないことは、とても便利なシステムだと感じました。

 もちろん、パップスミアの結果が陽性であれば、すぐにでも受診する必要があったわけですが、都合のいい時に落ち着いて結果を知ることができることは、私にとってはとてもありがたいと感じたのでした。

 幸いにも、現時点でフォローアップすることはなく、今年度の検診は終了。(他のハイリスクHPV遺伝子型が陽性だったことから)来年も検診を受けるようにという指示があったので、忘れないように、来年のスケジュールに「子宮頸がん検診」と記入しておくことにしました。受けるたびに不安になることに変わりはありませんが、早期発見・早期治療につながるように、受診を続けたいと思います。

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