バッキンガム宮殿での晩餐(ばんさん)会を前に、記念撮影に応じる天皇陛下と皇后雅子さま、チャールズ国王夫妻=2024年6月25日、ロンドン
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 海外の賓客や要人と親しく交流し、人間関係を築くのも皇室の役割のひとつだ。そんな皇室の「あのとき」を振り返る(この記事は「AERA dot.」に2024年6月26日に掲載された記事の再配信です。年齢や肩書などは当時のもの)。

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 英国を公式訪問中の天皇、皇后両陛下は、日本時間の26日朝、ロンドンのバッキンガム宮殿でのチャールズ国王夫妻主催の晩さん会に出席した。チャールズ国王から贈られた英国最高位のガーター勲章を着用した陛下と皇后雅子さまは、国王夫妻の隣に着席。雅子さまは花柄のレース生地のイブニングドレスにダイヤの首飾りとイヤリング、そして頭上には「皇后のティアラ」が美しく輝いていた。
 

 天皇陛下と皇后雅子さまは、チャールズ国王夫妻とともに馬車に乗り、日英の国旗がかかげられた大通りをバッキンガム宮殿までパレードをした。

「EIKOKUNI OKAERINASAI(英国に、お帰りなさい)」

 チャールズ国王は、宮殿で開かれた晩餐会のスピーチで、日本語でおふたりを歓迎した。
 

バッキンガム宮殿での晩さん会で皇后雅子さまが着用した皇后の「第2ティアラ」。まるで花の冠のような繊細な細工にダイヤモンドがあしらわれた豪華なティアラに目が奪われる=2024年6月25日、ロンドン

 レースのドレスを着用した雅子さまの顔の上に輝いていたのは、ダイヤモンドと繊細な細工が美しく輝く「皇后の第二ティアラ」だった。明治以降の歴代皇后に受け継がれてきたもので、雅子さまがこの「第二ティアラ」を着用して海外の公式行事に臨むのは、初めてと見られる。

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歴代皇后に受け継がれたティアラとは