海外の賓客や要人と親しく交流し、人間関係を築くのも皇室の役割のひとつだ。そんな皇室の「あのとき」を振り返る(この記事は「AERA dot.」に2024年2月20日に掲載された記事の再配信です。年齢や肩書などは当時のもの)。
【写真】雅子さまと愛子さま、気品ある立ち姿が全く同じだった瞬間はこちら!
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2月9日、愛子さまが、ケニアのルト大統領夫妻を招いての昼食会(午餐)で「デビュー」された様子はメディアでたくさん報じられた。外国要人を招いた国際親善の昼食会に参加するのは初めてだったが、その立ち振る舞いは圧巻で、コメント欄やSNSは絶賛の声であふれた。愛子さまは、なぜこれほどまでに素晴らしかったのか? マナーのプロに聞いた。
愛子さまの昼食会デビューの姿は、報道の映像では2分間少々。
天皇陛下がエスコートし、ルト大統領夫妻を招き入れた。大統領夫人の後方に雅子さま、秋篠宮さま、愛子さまと続き、それぞれの席の前へ。
愛子さまは、左隣のルト大統領、右隣の投資貿易産業長官に会釈をして席に座った。
愛子さまは、まずはスワヒリ語で、
「ハバリ(ごきげんよう)」
と、投資貿易産業長官に話しかけ、その後は英語で微笑みながら会話を楽しんでいた。
この愛子さまの昼食会デビューの映像を、思わず何回も見返した。柔らかい雰囲気をまといながらも、品格のある堂々としたお姿だった。
ニュースのコメント欄やSNSは、大いに沸いた。初々しいお姿は誰もが想像していたかもしれないが、実際の愛子さまはそんな想像をはるかに超えていたからだ。