朝ドラ「おむすび」で父親役を好演する北村有起哉
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 現在放送中の連続テレビ小説「おむすび」(NHK)でヒロイン・米田結(橋本環奈)の父親役として、存在感を発揮しているのが、米田聖人を演じる北村有起哉(50)だ。

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 聖人は元理容師で、現在は福岡県糸島の実家で農業にいそしんでいる。娘のことを常に心配する生真面目なキャラクターで、結の帰りがいつもより遅くなった際は、「おかえり。どこにおった? 誰とおった? 何しよったんや?」と質問攻めにしたことも。このシーンには視聴者から「過干渉すぎ」「超過保護!」との声が上がる一方、「震災の影響なのかな」「神戸でどれだけの物を失ったんだろう」という声もあった。結の一家は以前、神戸市で暮らしており、1995年に発生した阪神・淡路大震災で被災し、聖人の故郷である糸島へ移住した経緯があるからだ。一家にはどんな過去があり、そこがどう描かれていくかは今後の注目ポイントといえるだろう。

「シリアスなシーンもありますが、10月15日放送回では、なんと50歳の北村さんが高校生時代の回想シーンを自ら演じ、話題となりました。いくら演技派の北村さんとて、高校生役には少々無理があり、失礼ながら思わず笑ってしまいました。SNS上では『コントにしか見えない』『振り切った回想シーンもいい!』などとさまざまな意見が上がっていました」(テレビ情報誌の編集者)

「わろてんか」(2017年)での落語家役や、「エール」(2020年)での劇作家&演出家役に続く、朝ドラ出演となった北村。名バイプレイヤーとして知られるが、実は2世俳優だ。

「北村さんの父親は、2007年に亡くなった名優・北村和夫さんです。現在、奇しくも昼の時間帯で再放送中の『ちゅらさん』で和夫さんが出演していて、その後に始まる『おむすび』で有起哉さんを見ることができますが、SNSでは顔や声が似ているとコメントしている人もいました。ファンにはたまらない共演リレーですね。和夫さんは『おしん』で舅として父親役をしていたのでが、有起哉さんは若い頃から父を超えたいと思っており、今回の朝ドラで父親役を得てようやく目標が達成され『ほっとした』とインタビューで語っていました。朝ドラとは縁の深い北村さんですが、妻も実は『さくら』でヒロイン役を演じた高野志穂さん。2人は2013年に結婚。現在、2人の子どもがいます」(同)

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大御所監督からの「叱責」が原点