元AKB48「小嶋陽菜」襲撃事件で再燃した“会いに行けるアイドル”のリスク　会話が通じない「過激ファン」への対応は…

　元「AKB48」でタレントの小嶋陽菜（36）が男性から路上で抱きつかれ押し倒された暴行事件は、世間に衝撃を与えた。

【写真】「セクシー写真集」が爆売れしている女性お笑い芸人はこちら

　10月28日夜、小嶋は約9年ぶりとなる写真集「かもしれない」（宝島社）をリリースし、東京・渋谷の書店でお渡し会イベントを開催していた。報道によると、イベント終了後の午後9時ごろ、小嶋が書店からセンター街の入り口付近の路上に出てきたところをファンとみられる自称・台湾出身の語学留学生の男性（42）に抱きつかれ、そのまま押し倒されたという。

　男性は近くにいた人や警備員らに取り押さえられ、駆け付けた警察官に暴行容疑で現行犯逮捕された。小嶋にケガはなかったというが、その精神的ショックは計り知れない。民放テレビ局の情報番組スタッフはこう語る。

「小嶋さんの関係者は今年8月に『イベントで大騒ぎする外国人と見られる過激なファンがいる』『日本語が通じなくて会話ができない』などと警視庁に相談していたようで、今回逮捕された男はこのファンと見られています。事件発生時に花束を手にした小嶋さんは加害者の男に気づくと引き返そうとしており、相手のことを認識していた可能性が高い。一方、男の方は事前に犯行現場を下見していたようです」

　警視庁の調べに対して、男性は「両腕をつかんだことは間違いない」と話しているといい、今後詳しい動機などが明らかになるだろう。

　小嶋は「AKB48」時代は“神セブン”の一人として活躍し、華やかなルックスとは対照的な天然で柔らかい雰囲気で人気を集めた。グループ卒業後は実業家としても成功し、今夏には自身が代表を務めるアパレル企業「heart relation（ハートリレーション）」の株の51％を約17億円で売却したことでも話題になった。

　小嶋を突然襲った凶行に対して、かつて世間を震撼（しんかん）させた14年の「AKB48握手会傷害事件」を思い起こしたといった声や“会いに行けるアイドル”時代のファンとの距離感の近さに注目する声もある。アイドルがファンと間近で接したいと思うほど、一部の過激なファンが暴走する“リスク”が高まるというジレンマは以前から指摘されていた。