永井美奈子さん(撮影/門間新弥)
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 28日の「呼び出し先生タナカ」(フジテレビ・毎週月曜)は「優等生アナウンサーNo.1決定戦」の第2弾で2時間SP。NHK&民放全キー局出身アナウンサー10名が「国語」「社会」のテストで格付けされる。タナカ先生に呼び出された生徒は、青山祐子、阿部知代、榎並大二郎(フジテレビアナウンサー)、上重聡、須黒清華、竹内由恵、永井美奈子、馬場典子、原田葵(フジテレビアナウンサー)、山本里菜の優等生アナウンサーと番組おなじみのメンバー、猪狩蒼弥、村重杏奈、やす子の人気芸能人たちが登場。アナウンサー必須技能「滑舌テスト」や「漢検」全面協力の「難読漢字テスト」などに挑戦する。果たして、優等生アナウンサーは? ゲストのひとり永井美奈子の過去のインタビューを振り返る(「AERA dot.」2024年6月20日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)。

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 元日本テレビのフリーアナウンサー・永井美奈子さん(58)はインタビュアー、朗読、エッセー執筆のほか、クラシックコンサートのプロデュースなどマルチな才能を発揮して多忙な日々を送っている。【前編】では日本テレビのアナウンサー時代を振り返ってもらったが、【後編】ではフリー転身後に味わった挫折、バラエティー番組の発言で大きな反響を呼んだ「2度の家出」の真相などについてインタビューで明かしてくれた。

※【前編】<永井美奈子アナが語る日テレでの「地獄の4年」 “アイドル”時代は「3時間の仮眠を2回する生活」>より続く

――永井さんといえば、昨年8月にバラエティー番組「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)に出演し、結婚後に夫婦げんかで深夜に家出を2回したけれど早朝に自宅に戻り、家族が誰も気づかなかったと告白して話題になりました。

 SNS(での拡散)は怖いですね(笑)。ママ友からは「テレビで話すことじゃないよね」と笑われました。私が家族のために一生懸命やっていることが空回りしているんですよ。私の周りは理解していますが、全然深刻なことではなくて。家族も番組を見ていると思うんですけど、何も言ってこないですね。関心がないふりをされています。なめられているのかな?(笑)。

 長男が22歳、長女が高3の17歳なのですが、息子が生まれた時に、テレビの仕事を全部やめました。実家を含めていろいろな方々に助けてもらい、子供中心の生活でした。23年間、朝にお弁当を作り続けてきて、還暦まで弁当を作ると思っていたけど、来年で終わるので寂しいです。

私がポンコツであることを知っている

――アナウンサーでしっかりした立ち振る舞いのイメージがあるので、「さんま御殿」でのエピソードにギャップを感じた視聴者が多かったのかもしれません。

 全然しっかりしていないんですよ(笑)。局アナの時も周りがカバーしてくれていた。一緒に仕事をしている方たちは私がポンコツであることを知っています(笑)。当時はネットの時代じゃないから表に出ていないだけで、相当やらかしていました。「ジパングあさ6」は朝の5時59分から始まる番組で局に4時入りなのですが、起きたら4時半の時があって呆然となりました。

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CMの間に化粧を足していき、番組の最後に顔が完成