加藤綾子アナ(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

「カトパンにも出てほしかった」

 なお、16年4月をもってフジテレビを退社した加藤アナは、その後、ユースケ・サンタマリアや芳根京子らが所属する芸能事務所に所属。フリーアナウンサーとして活躍する一方、18年4月期のドラマ「ブラックペアン」(TBS系)で本格的な俳優デビューも果たした。

 前出のディレクターが話す。

「加藤さんは二宮和也さん主演の『ブラックペアン』で治験コーディネーター役を好演。しかし、今年9月に最終回を迎えたシーズン2では、活動休止中の加藤さんに代わって元TBSアナウンサーで俳優の田中みな実さんが同じ役回りを務めました。ただ、以前の加藤さんの演技が好評だったことから、『カトパンにも出てほしかった』と落胆する視聴者も目立ち、改めて加藤さんの需要の高さがうかがえました」

 そんな加藤アナについて、芸能評論家の三杉武氏は次のように語る。

「加藤さんといえば、フジテレビ入社前から複数の民放キー局のアナウンサー採用試験に合格したとうわさされ、その逸材ぶりから“スーパー綾子”と呼ばれ注目を集めました。確かなアナウンス技術や機転の利いた進行で、明石家さんまさんをはじめとする大物MCからも信頼を寄せられていましたが、現場サイドからの悪い話も聞いたことがありません。フリー転身後も古巣とは良好な関係を続けており、退社後も功労者として一目置かれているあたり、加藤さんの局アナ時代の功績や人柄の良さが察せられます。局アナ時代は数多くの番組に出演し、多忙を極める日々を過ごしていたでしょうし、しばらくは仕事よりも家庭や自分の時間を優先したライフスタイルを続けるのではないでしょうか」

 ママタレや社長夫人としても注目される加藤アナ。子育てや夫の仕事が落ち着いたら、また情報発信してくれるのを願うばかりだ。

(小林保子)

暮らしとモノ班 for promotion
2024年の『このミス』大賞作品は?あの映像化人気シリーズも受賞作品って知ってた?