ももクロのリーダー・百田夏菜子さんがホストとなり、月替わりのゲストとトークを繰り広げる対談連載。今号から新たにお迎えするのは、テレビプロデューサーの佐久間宣行さんです。これまで数々のお笑い芸人と話題のコンテンツを生み出し、ラジオパーソナリティーとしても活躍する佐久間さんが歩んできたのは、どんな道だったのでしょうか?AERA2024年10月14日号より。
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百田夏菜子(以下、百田):よろしくお願いします! 今日はいろんなお話を聞かせてもらえたら嬉しいです!
佐久間宣行(以下、佐久間):はい、なんでもしゃべりますよ。
百田:佐久間さんの番組に呼んでいただいたのって、「ゴッドタン」が最初でしたよね?
佐久間:いや、その前があって。「ピラメキーノ」ですね。
百田:あっ! 「ピラメキーノ」も佐久間さんだ!
佐久間:(同番組MCの)はんにゃ.の金田(哲)君がももクロのファンだったというのと、ちょうど僕が初めてももクロのライブを観てすごいなぁと思って、お声がけさせてもらったんです。「ミライボウル」がリリースされる少し前で、なかのZEROホールだったと思うんだけど。
百田:あかりん(早見あかり)が抜ける直前なので、2011年ですね。
佐久間:もう13年前になるのかぁ。初めて「ピラメキーノ」に出てもらった時の企画は、川島(章良)君(はんにゃ.)がフランケンになってももクロと一緒にロケに行く、みたいな内容だった(笑)。
百田:あはは! 懐かしい~。
佐久間:で、実際にみなさんに会ってみたら、もっと大人向けのバラエティー番組でもいけそうだなと思って、それで「ゴッドタン」にもお声がけした、という流れです。
百田:そうだったんですね。
佐久間:さらに言うと、何度か出てもらった「ゴッドタン」の「照れカワ芸人更生プログラム」(本来は体を張るべき局面にもかかわらず、照れることで回避しようとしてしまう芸人の心の弱さを克服させる企画)でのももクロがすごく面白かったから、いっそももクロだけで2週いっちゃおうとなり、本格的にご一緒したのが「照れカワももクロ学園」という企画(12年3月放送。照れる矢作兼と若林正恭を更生させるため、ももクロが二人の目の前で全力パフォーマンスした)。あれは大きな反響がありました。