昨年は二軍でチームトップとなる108試合に出場し、29盗塁でイースタン・リーグの盗塁王に輝いた。今年は少し出場機会を減らしたものの、打率.308、OPS.785をマークするなど打撃面でも成長を見せている。足のスペシャリストが欲しい球団にとっては狙い目の存在となりそうだ。

 今回は5人の選手を取り上げたが、他にもまだまだ成長の可能性を秘めながらも、戦力外となった選手は少なくない。現役続行への道は厳しいものの、何とかチャンスをつかんでブレイクする選手が出てくることを期待したい。(文・西尾典文)

西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間400試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。
 

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