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 今社会を支えている「コンフォート・ゾーンを出ろ」というパラダイムは、ストレスまみれのワーカホリックを生み出している。しかし、安心してくつろげる場所である「コンフォート・ゾーン」でこそ成功のタネが生まれるのだ。誰でもできるコンフォート・ゾーンへの戻り方を、世界中で5000万人以上のフォロワーを持つオンラインコミュニティのCEOによる『COMFORT ZONE』(朝日新聞出版)から一部抜粋・再編集して紹介する。

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感謝する習慣をつける

 感謝は、あなたが楽しみに触れ、それをふくらますのに大きな役目を果たしている。今うまくいっていることに気づいて、それに感謝するようになると、脳や人生の配線が替わって、もっともっと楽しめるようになる。

 実は、コンフォート・ゾーンに到達する一番の近道は、感謝することだ。

 私のお気に入りの方法でもある。そうして到達したあとは、味わうことでコンフォート・ゾーンにさらに長く留まれる。
 

 感謝は姿勢だ。感謝するためには、進んで世の中に目を向けて、善いところやポジティブな面に気づく必要がある。

 どんな行動もそうだが、感謝することも筋肉と同じで、すればするほどそこが鍛えられる。感謝すべきことに気づけば気づくほどますます感謝すべきことが見つかり、感謝が感謝を生む、ポジティブなフィードバックループが生まれる。

 感謝と関係の深い希望、寛容さ、連帯感、安心、愛といった感情を味わうのが上手になると、感謝はますます大きく育つ。
 

 人生でうまくいっていることに感謝する習慣がないなら、いや、それどころか、うまくいかないことを見つけてはこだわり、延々とそれについて話すクセがあるなら、感謝すべきことを1つ見つけるのさえままならないだろう。

 もしあなたがそうなら、私もそうだったからよくわかる。でも、自信を持って言える。

 感謝の気持ちを人生に組み込む努力をする必要があると。

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