GoPro Galleryの開催にあたり、同社で写真コンテンツのブランド管理を担当するBrenna Britton氏が来日。GoProブランドを解説した。

 GoProはブランド管理を重視しており、パッケージや広告、販促物など、GoProブランドで提示されるすべてに対して、「GoProブランドをアピールするすべてのタッチポイントを監修」しているとBritton氏は言う。それは公式に使われる写真も同様とのこと。

 撮影するときも、アスリートのどの位置にマウントを付けるとそのスポーツの良さ、面白さが撮れるかをレクチャーしてから撮影に臨み、撮影された写真から、「GoProらしさを伝える写真」を集めるのもBritton氏のチームの仕事だという。

 「GoProらしさ」で大事にしているのは構図、ライティング、WOW感、ストーリー性といった項目で、見る人が感動するような、ストーリー性のある写真を大事にしているという。

 Britton氏は、アスリートの写真を紹介しつつ、「アスリートが身につけるだけ、スポーツだけのカメラではない」と強調。超広角でどんなシーンでも撮影できることを生かして、「身近な生活を切り取ることができる」とアピールする。「プロのカメラマンになる必要はないので、いろいろな写真を撮ってほしい」とBritton氏。

 GoProは現在、ドローン一体型の製品の開発も進めており、「今までにないすてきな写真が撮れるようになると信じている」とBritton氏は期待を込める。

 GoProが火を付けたアクションカム市場は、数多くの製品が登場し、飽和傾向にある。ビジネスの苦境も伝えられるGoProだが、徹底したブランド管理で「GoProらしさ」をアピールすることで、幅広いユーザーにアピールしたい考えだ。

 GoPro Galleryは、5月21日、22日に横浜赤レンガ地区で開催される「GREENROOM FESTIVAL 2016」の会場で実施。その場でGoProの購入も可能。5月28日には辻堂海浜公園で開催の「One California Day」でもGoProの展示販売を行う。(フリーランスライター 小山安博)

子どもが健全なスポーツ活動をするために、サポートできることとは?
[AERA最新号はこちら]