古川琴音
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 意外な結末が物議をかもした月9ドラマ「海のはじまり」(フジテレビ系)で、主演のSnow Man・目黒蓮の元恋人役を演じたのは、古川琴音(27)。シングルマザーになる道を選ぶも、娘を残して子宮頸がんで亡くなってしまうという難しい役どころに挑み、その演技力の高さが注目を集めた。

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 ドラマ序盤では、主人公に中絶同意書を書かせたのに黙って出産し、6歳の娘に主人公の住む場所教えて何度も行く練習をさせたりするなど、彼女の行動が「怖い」「ホラーすぎる」などSNSで話題になった。しかし、ストーリーが進むにつれ彼女の行動に理解を示す声も増えたのだが、そこには古川のが役に宿した存在感があった。

「今年だけで10本以上のドラマや映画に出演し、各所で引っ張りだこ。どの作品においても役柄の雰囲気を自分のものにし、強烈な存在感を残しています。2020年に出演した朝ドラ『エール』では主人公夫婦の娘役に抜擢され、初登場時は15歳の女学生という設定だったのですが、あどけなさや透明感がありつつも、思春期の揺れ動く心情を巧みに表現し、花嫁となる24歳までの成長過程を見事に演じ切っていました。彼女は当時24歳だったのですが、本当に15歳くらいに見え、プロフィルの年齢を見て驚いた記憶があります。母親役の二階堂ふみさんとは2歳しか離れていないのですが、親子にしか見えませんでした」(テレビ情報誌の編集者)

妖艶なドレス姿の古川琴音(写真:VCG/アフロ)

 一方、同年放送された森七菜主演のドラマ「この恋あたためますか」(TBS系)では、主人公のルームメイトの中国人・スーちゃん役で出演。あまりに中国語が流暢だったため、SNSでは「中国人女優だと思った」との声が上がったほど。そんな古川のデビューは2018年。芸歴はまだ6年というから驚きだ。

 4歳からバレエとピアノを始め、「発表会がすごく好きだった」という古川。昔から人を笑顔にすることが好きだったそうで、幼いころに古川が転んだ際、周りにいたお母さんたちが笑うと何回でも転ぶ子だったとインタビューで語っている。今のスリムな体形からは想像がつかないが、「小学校のときは『肉団子』と呼ばれていて、陽気なデブでした。応援団長とか生徒会長とかやっていて、とにかく活発な子でした」(「スポーツ報知」19年2月2日配信)と語ったこともある。

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高梨歩

高梨歩

女性ファッション誌の編集者など経てフリーライターに。芸能やファッション、海外セレブ、育児関連まで、幅広いジャンルを手掛ける。活動歴は約20年。相撲フリークの一面も。

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舞台について学ぶために立教大学に進学