ジョガー、スカーチョ、テーパード…何の名称かご存知ですか?これは皆、今シーズントレンドのパンツのシルエット。いわゆる「進化系」パンツです。目まぐるしく新しい名前のアイテムが次から次へとトレンドとなるファッション界。全て揃えようと思ったら大変ですよね。冬のウール素材は初心者には難易度が高そうですが、コットンやポリエステルなど薄手素材の春夏シーズン。リメイクに挑戦するには良い季節です。という訳で挑戦してみました!

ストレートパンツをテーパードパンツに!

筆者が10年以上前に購入したネイビーピンストライプパンツ。今シーズンもマニッシュスタイルの流行は続行中でピンストライプブームが再燃しています。白シャツなどをサラッと合わせればこの春夏のスタイルにぴったりです。これは是非履きたい!と思い早速履いてみました。しかし…??あらあら、なんか違うのですちょっと太めのストレートラインは2016年春には、ちょっと(?)なのです。
かなり履きこんだお気に入りのパンツですがまだ生地もくたびれてなく、又万が一リメイク失敗したとしても、充分愛用したから惜しくないかも…と言う事で、思いきってリメイクに挑戦してみることにしました。
サラッとしたポリエステル素材で扱いも楽そうです。このパンツをリメイクすることに決めました。

このストレートラインパンツを裾がつぼまった旬な「テーパード」ラインに!
このストレートラインパンツを裾がつぼまった旬な「テーパード」ラインに!

仕上げたいラインをイメージしながら慎重に進めます

早速取りかかります。裏に返し裾上げをほどき、テーパード(裾つぼまり)のラインになるようチャコペンでラインを引きます。ここで注意したいのが裾幅。今持っている裾が細いパンツの裾を計り、自分の足がちゃんと通る裾幅を決めます。基本的な事ですが仕上がって足が通らなかったら大変です!
筆者は心配なので最初は決めた裾幅より若干太めになるラインを片足だけに引きそのラインをシツケ糸で仮縫いして、足を通してみました。まだ余裕があったので、最初に引いたラインでミシン本縫いをしました。ここでもまずは片足のみ。片足だけ再度試し履き。大丈夫だったのでもう片方の足仕上げました。

急カーブなラインにならないよう慎重にモモからのラインを引きました。
急カーブなラインにならないよう慎重にモモからのラインを引きました。

注意点は?

裾を元の長さにまつって出来上がりです。
仕上がりはこんな感じです。裾つぼまりのテーパードラインになりました。実際履いてみるとウエスト部分にタックがないパンツなので、テーパード、と言うよりスリムラインに…でも、裾が細いだけで今年らしく生まれ変わった気がします。縫い代部分は広がりましたがこの程度ならそのままでも大丈夫そうです。もしロックミシンをお持ちの方はきちんと縫い代増えた分はカットして仕上げて下さい。
初めてだったので、総合点は75点といったところでしょうか。
さぁ、このパンツにちょっとビッグシルエットの白シャツを合わせます。タンスに眠っていたパンツが今年らしく蘇りました!春夏コーディネイトが一つ増えました。
◯注意点
▪️失敗してしまう可能性もあります。万が一失敗しても惜しくないパンツでまずは試して下さい。
▪️片足ずつ試しながら進めて下さい。片足が完全に大丈夫、な状態になってから両足仕上げて下さい。
又、最初に試す方の足は利き足で。利き足の方がちょっと足太め(?)という方、多いと思います。

こちらが仕上がりです。
こちらが仕上がりです。