「こちらにいる向井さん、すべて話を盛っています」。宮舘涼太の抗議に、「盛ってない!」と右往左往する向井康二。Snow Manのメンバー一同がどっと沸き、佐久間大介から「捏造捏造!」の声が飛ぶ――。
今日4月8日に東京・新橋演舞場で公演初日を迎える、Snow Man主演の舞台「滝沢歌舞伎 ZERO FINAL」。2019年に滝沢秀明から座長を引き継いだ、高い身体能力の求められる壮麗な和のエンターテインメントが、その名の通り最後の公演となり、さらに初めてSnow Man自らが演出も担うとあって、大きな注目を集めている。
4月30日の千穐楽まで全24公演、35,000に満たない席数に対し、いまやファンクラブ会員数だけでも100万人を超える“狭き門”とあって、19日からの全15公演は全国の映画館で生中継(ライブビューイング)も予定されているほどの人気ぶりだ。
宮舘の問題発言が飛び出したのは、その公開稽古が行われた7日の、初日前会見でのこと(以下ネタバレを含みます、ご注意ください)。
演出のこだわりを問われた9人がそれぞれに、名物・腹筋太鼓や滝沢歌舞伎ZERO、変面といった思い思いのシーンを挙げていくなか、トリに順番がまわってきたのが宮舘涼太だった。「お待たせしました、舘様」というレポーターの声に、「すごく待ちましたねえ」と返す宮舘。佐久間大介が「ちょっとここから2時間ぐらいいける?」と混ぜっ返すと、宮舘は会場をぐるりと手のひらで指し「みなさま予定大丈夫ですか?」と受ける。向井の「時間決まってんねん」というツッコミはスルーし、「僕の唯一持ってるこだわり」についてゆったりと語り始めた。
それは宮舘が、深澤辰哉、阿部亮平とともに立廻りを演じる、今回が初披露の「『仇討ち』というシーン」。「最後、階段から落ちるじゃない?」「僕の体感では6mぐらい、まあ、目線で言うと6mぐらいは高さとしてはあるんですけど、阿部を見て、深澤を見て、最後に刀を見て、ぐっと気合いを入れて飛び込むっていう、ちょっと、こだわりを今回入れてみました」。
「あれ、すごいよね」と称賛したラウールが、無邪気に「あれ飛び込んだときにクッションとかはあるの?」と尋ねると、「あるよ」と即答。会場が笑いに満ちるなか、「あるんだ」(ラウール)、「言うんだ」(深澤)、「言わないと思った」(佐久間)、「ある言うんや」(向井)とメンバーからテンポよくツッコミが飛ぶと、「俺もね、人だよ」と独特の間で口にする宮舘。落ちる先にはクッションがあり、「安心して飛び込む」ことを明かした。