唐田えりか(写真:Pasya/アフロ)

韓国での活動にも力を入れる

 芸能評論家の三杉武氏は唐田についてこう評する。

「過去のインタビューによると、唐田さんは当初はモデル志望ということもあり、高評価のきっかけとなった『寝ても覚めても』出演以前はオーディションに落ち続け、演技に対して自信を失い仕事を辞めることも考えていたということです。そんな中でも所属事務所が厚くサポートし、騒動後も再起を後押ししているわけですから、彼女の演技力は事務所関係者や業界内で評価されているのでしょう。これまでの出演作においてはどちらかと言うとナチュラルな演技の印象が強いですが、今回の『極悪女王』では作品の内容や役柄もあり、以前とは毛色の異なる振り切った演技もみせています。今年からは韓国での活動にも力を入れているようですが、そのあたりも再起を目指すうえでプラスに働きそうです」

 プロレスラーとしては“落ちこぼれ”からスタートしながら、スターの階段を駆け上がった長与千種のように、唐田も俳優としての再び第一線に返り咲けるか。

(雛里美和)

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雛里美和

雛里美和

ライター。新宿・十二社生まれの氷河期世代。語学系出版社から邦ロックシーンを牽引するライブエージェント(イベンター)を経て、独立。教育からエンタメまで幅広い分野で活動する。

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