2019年AKB卒業コンサート終了後の指原莉乃
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 バラエティー番組「行列のできる相談所」の8日放送回に、タレントの指原莉乃が出演する。AKBグループの成功者といわれる指原。時代の空気を巧みに読んで浮き沈みの激しい芸能界を生き抜いてきた。指原の能力を分析した。(この記事は2023年12月17日に配信した内容の再掲載です。年齢や肩書などは当時のままです)

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 31歳の誕生日に「卵子凍結」をしたと告白した指原莉乃。指原といえば、AKB48グループを卒業するまでは「選抜総選挙」で4度も頂点に立った絶対女王。2019年にグループ卒業後、失速する元メンバーも多い中、指原はMC業やアイドルプロデュースなど、単なるバラドルの枠を超えて幅広く活躍し続けてきた“成功者”だ。

「本人は第7回総選挙で3連覇したときのスピーチで自身を『グループの中でもかなり特殊な存在』と認めています。どうしたら前田敦子や大島優子になれるのか考えたが、なれないので開き直ったことから、『私は指原莉乃をやり通そうと決めました』と語ったことが印象的でした。スキャンダルを理由にAKBからHKTに左遷されたものの、そこから驚異の復活劇をみせたタフさもあります。『逆転力』というビジネス本を出版したように、ピンチのときもいい意味で開き直って、チャンスに変えてきた。人気を取る秘訣について、自身のYouTubeチャンネルで『自分で自分を好きになれないと、好きになってもらえるわけない。いかに自分の長所を理解しているかが大事』と語っています。大人数のAKBグループでトップを取り、卒業後も生き残っている背景には、そうした強い信念があるのでしょう」(スポーツ紙の芸能担当記者)

 指原が躍進する一方で、AKB48全盛期の“神セブン”の中で芸能界の第一線で生き残っているのは前田、大島、高橋みなみくらいだろうか。その他はママタレや経営者へと転向、もしくは引退するなど一線から退いている。だが、最大の成功者といえる指原でさえ、今秋にはレギュラー番組2本が終了。人気にかげりが見え始めているようにもみえる。

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雛里美和

雛里美和

ライター。新宿・十二社生まれの氷河期世代。語学系出版社から邦ロックシーンを牽引するライブエージェント(イベンター)を経て、独立。教育からエンタメまで幅広い分野で活動する。

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「計算高さ」が目立つように