そうした泥臭さや、謙虚さなどを評価する声が多く、
「人物が誠実です。ずっと街頭演説をしていて信用できる」(60代/女性)
「総理経験者で、おごらないところ」(60代/女性)
「地味だが正しいことを淡々と言うので安心感がある」(60代/男性)
といった内容が目立った。
「死んでも政権を取る気迫」はあるのか
2012年に野田氏率いる民主党が衆院選で大敗し、野田内閣がわずか1年4ヵ月弱という短命に終わったことについては、
「道半ばにして首相職を退陣しているので再チャレンジしてもらいたい」(60代/男性)
「かつての総理として、その失敗経験は貴重」(60代/男性)
「自滅覚悟の上解散した元総理だから、現状を良く把握していると思う」(60代/男性)
といった同情的なコメントも寄せられたが、同時に、「政権を取ったら民主党の時のように総理が毎年変わらないように頑張ってほしい」(50代/女性)と釘を刺す声もあった。
自民党に対して、「政治とカネ」の問題をはじめとした不信感が渦巻く今、本来なら立憲民主党にとって政権交代のまたとない機会だ。だが、どこか“永遠の野党”の印象がぬぐいきれず、代表選もいまいち盛り上がりに欠けるという見方もある。「立憲民主党に求めることはなにか」という質問には、チャンスをものにしきれない同党へのいらだちの声がずらりと並んでいた。
「死んでも政権を取るという気迫」(60代/男性)
「内輪揉めをしてないでまとまること」(70代以上/男性)
「ただのガヤに成り下がってる姿は情けなさ過ぎて見ていられない。建設的に自民党よりも活躍できるんだという所を見せる姿勢が必要なのでは?」(40代/男性)
自民党だけでなく立憲民主党にも、変革が求められている。「政治家を、信頼したい。今は、いない」(40代/男性)と嘆きの声も聞こえてくる中、政治不信を食い止められるかは今が正念場だ。
(AERA dot.編集部・大谷百合絵)