ぱやぱやくん最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』より(イラスト:なかきはらあきこ)
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 信頼できる関係の基本にあるのは「尊敬」です。しかし、その尊敬の形にはさまざまなパターンがあります。Xフォロワー約30万人の元自衛官ぱやぱやくんが、自身の経験を元に、信頼関係における4つの「尊敬」のパターンを紹介します。それぞれのパターンがもたらす影響や、適切な対応方法について、著者の最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』から内容を一部抜粋・再編集してご紹介します。

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 信頼できる相手を示す言葉として、「尊敬できる」というものが挙げられます。

 そもそも、尊敬できるところが何もない人と一緒にいるのは、苦痛ですよね。

 逆に言うと、あなたがすでに仲良くしている人は「何かしら尊敬ができる点」があるのではないでしょうか。

 でも、この「尊敬」にもいろいろなパターンがあります。単純に思えるかもしれませんが、ここで4つのパターンに分けて紹介していきましょう。
 

1、お互いに尊敬をしている

 まさしくこれは、信頼関係において理想的な状態です。

 お互いが切磋琢磨し、人生を高め合うことができるので、本来の意味でちゃんと「仲間」と言える存在同士になりえます。

 人はみなそれぞれ価値観が違います。

 それにもかかわらず、あなたが相手から尊敬されるポイントがあるうえに、あなたもその人のことを尊敬できるなら、それはかなりラッキーです。

 その人のことを大切にして、良い仲間としてこれからも過ごしていきたいですね。
 

2、自分は尊敬しているが、相手はそこまで何も思っていない

 これはよくあるパターンです。

 このケースに当てはまるのは、「強豪野球部のエース」や「東大卒の友人」「タレント」や「歴史上の偉人」など、自分よりも高く、そして遠くにいる人たちです。いわゆる憧れの存在に近いのかもしれません。しかし、憧れは憧れです。

 自分がその人と相応のレベルにいないと、「あの人って何だっけ?」と相手にしてもらえません。

 良くて「あいつはいいやつだよ」で止まってしまうので、二人きりで食事をしたり、もっと仲を深めたりするのは難しい相手でもあります。

 ただ、こういった憧れの人がいることによって、あなたの人生の価値観は大きく変えられる可能性があります。

 また、少しでも憧れに近づくために、自分を変えるための努力をするきっかけにもなってくれます。

 このタイプの人には、今のままの自分をアピールしたところで「ウザい」と思われてしまうので、そうした人と仲良くなりたいときには、自分を見せるよりも磨く努力を忘れないようにしましょう。
 

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尊敬は「劣化」することもある