4月に開設された宮内庁の公式インスタグラム。フォロワー数は3週間で100万人を超え、8月中旬で約180万人と順調に増えている。投稿は天皇ご一家の様子が中心だったが、7月には秋篠宮家の次女、佳子さまも「初登場」して話題になった。皇室と国民とをつなぐツールとして、これからの投稿に期待したいところは何か。両陛下の長女、愛子さまが生まれたころから皇室番組に携わってきた、放送作家のつげのり子さんに「企画案」を聞いた。
【写真】何やら真剣にトークする天皇陛下と愛子さまの微笑ましい父娘ショットはこちら
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天皇、皇后両陛下は7月17日、都内で開催された「第10回太平洋・島サミット」に出席した各国の首脳夫妻らを皇居・宮殿に招き、茶会を催した。
そのときの様子が、宮内庁のインスタグラムに投稿。写真や動画には、両陛下とともに、首脳らと笑顔であいさつを交わす秋篠宮さまと佳子さまの様子も映っていた。
アカウントの開設から3カ月半、ついに佳子さまの「登場」となった。
「開設からこれまで、公務の様子が可能な限り投稿されていて、必要十分な情報が網羅されているとは思います」
これまでの公式アカウントでの投稿について、つげさんはそう評価する。そして、今後はどんな内容の投稿を期待したいか。つげさんは「全く個人的な意見」と前置きしたうえで、下記のような「企画物」を提案する。
- 天皇陛下と雅子さまが、夏休みの思い出について語り合うトーク映像
- 愛子さまと佳子さまが、皇居の中を「自然」を散策しながら案内する映像
- 天皇陛下と愛子さまの仲睦まじい親子の「本音」トーク
関係性から伝わるお人柄
つげさんによると、ニュースなどでは報じられない素顔や、プライベートな関係性が垣間見える投稿からは、その人の「人柄」が伝わりやすい。
インスタグラムでの投稿が始まる前、宮内庁はそれぞれの誕生日にあわせて、プライベートな様子がうかがえるご近影を公開してきた。
例えば、お誕生日に際して公開された、天皇陛下と愛子さまが語り合っている写真からは、「仲が良いパパと娘」の様子が見て取れた。