試合途中、グラウンドに散水して熱を下げる。効果は一時的だという(阪神甲子園球場)

 次に過酷な日程となるのが神宮球場を本拠地とする現在最下位のヤクルト。7、8月の32試合中、屋外球場が23試合(72%)。9月まででは52試合中37試合(71%)が屋外だ。

 現在2位の広島も、マツダスタジアムを本拠地とするため屋外の試合が多い。7、8月の32試合中、屋外が20試合(63%)、9月までだと52試合中、屋外が38試合(73%)となっている。

巨人、中日は半分以上がドーム球場

 逆にドームでの試合が最も多いのが、バンテリンドームを本拠地とする現在5位の中日で、7、8月の32試合中、屋外球場は13試合(41%)。9月までだと51試合中23試合(45%)で、半分以上の試合が空調の利いたドームでの開催。

 次にドーム開催が多いのが東京ドームを本拠地とする巨人。屋外球場は7、8月が32試合中14試合(44%)、9月までだと51試合中24試合(47%)と、やはり過半数がドーム球場での試合となる。

 猛暑の屋外球場で連戦を続けることが、選手たちの体調、そして勝敗の行方を左右することもあるだろう。首位の巨人が、追いかける広島やDeNAと比べてドーム球場の試合が多いことが、優勝争いに影響を与えるだろうか。

(今川秀悟)

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