元「オセロ」の中島知子
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 最近、バラエティー番組で元「オセロ」の中島知子(52)を見る機会が増えた。7月は「相席食堂」(ABCテレビ)や「呼び出し先生タナカSP」(フジテレビ系)など人気番組に相次いで出演し、元気すぎる姿を見せて視聴者をザワつかせた。

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「『相席食堂』で中島は、6年前に移住した大分県別府市での再ブレークぶりをアピール。温泉リポーターなど5本のレギュラー番組を持ち、地方タレントとして確固たるポジションを築いていました。そもそも知人を頼りに大分に移住したそうですが、当初は芸能界に戻るつもりはなく、お店を持とうとラウンジなどでバイトしていたことを明かしていました。軽妙なトークに衰えは感じられないどころか、キレッキレなのが印象的でした。ロケ中、公衆浴場に立ち寄り、おもむろに脱いで下半身をあらわにしたシーンでは、ポロリどころではないモロ出しに千鳥の2人もビックリしていました」(テレビ情報誌の編集者)

 中島の思い切りの良さと変わらぬ切れ味に、SNSでは「中島知子回、神回すぎる」「さすが元祖MC女芸人!」と前向きな反応が寄せられた。お笑いに詳しい放送作家は中島についてこう話す。

「オセロは2人ともルックスがよかったこともあり、それまでの女性芸人のイメージを覆し、今につながる女性芸人ブームの先駆者になりました。中島は2000年代前半、コンビ芸人としてもピン芸人としても業界の“最前線”にいました。複数のレギュラー番組を持ち、MCとしても評価された中島は、まさに“トップオブ”の女性芸人といっても過言ではありませんでした。『相席食堂』では大悟が『ボケもツッコミもロケもできるし、何でもできる人』と評価していましたが、オセロ全盛期の彼女はまさに無双状態で、“西の女帝”と呼ばれた上沼恵美子の後継者と言われた時期もありました」

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雛里美和

雛里美和

ライター。新宿・十二社生まれの氷河期世代。語学系出版社から邦ロックシーンを牽引するライブエージェント(イベンター)を経て、独立。教育からエンタメまで幅広い分野で活動する。

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一時は表舞台から「消えた」