お笑いコンビ「オセロ」時代。右は元相方の松嶋尚美

飽きられるのが早い可能性も…

 週刊「SPA!」元副編集長で芸能デスクの田辺健二氏は、中島の今後についてこう分析する。

「現在、大分在住の中島さんが全国区のバラエティーに出て全盛期のギャラ事情などを語るという展開に対して、すでに新鮮味がなくなっている部分はあります。若手の頃からゴールデンのど真ん中で活躍してきたタレント性は本物だと思いますが、フリートークを求められる番組では、今のバラエティーのスピードに追い付いてないシーンも散見されます。それがまた面白く見えてしまうのですが、彼女の謎めいた都落ち生活には視聴者が飽きるのも早いはず。いまの中島さんにとって大分と福岡での6本のレギュラー出演というのは非常に強い肩書だと思うので、たとえば、九州全県のローカル局で番組を持つなど、もっと九州に根を張ってブランディングを高めるという手もあります。過去の栄光ではなく、今の中島さんの面白さでバラエティーのど真ん中に返り咲いてほしいですね」

 中島がまた全国区に返り咲く日はそう遠くないかもしれない。

(雛里美和)

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雛里美和

雛里美和

ライター。新宿・十二社生まれの氷河期世代。語学系出版社から邦ロックシーンを牽引するライブエージェント(イベンター)を経て、独立。教育からエンタメまで幅広い分野で活動する。

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