綾瀬はるか

スタイルばかりが注目されていた時期も

 ブレーク後は、07年放送のドラマ「ホタルノヒカリ」(日本テレビ系)や09年公開の映画「おっぱいバレー」、同年放送のドラマ「JIN-仁-」(TBS系)、11年公開の映画「プリンセス トヨトミ」など続々と話題作に出演しトップ女優への階段をのぼっていくことになる。だが、前出の放送作家は「今ほど好感度は高くなかった」と振り返る。

グラビア出身で、さらに男性週刊誌や実話誌などでやたらとバストが注目されていた綾瀬さんは、お世辞にも同性ウケの良い女優とは言えませんでした。当時から“天然っぽさ”や女優然としていない親しみやすさはありましたが、今風に言えば『あざとい』と思われていたフシもあります。年上のイケメン俳優と熱愛報道が出たことも同性ウケという点ではプラスには働かなかった」

 では、そんな綾瀬はなぜ当代きっての“好感度女優”になることができたのか。

「端的に言って、女優としての実力が広く認められるようになったことが大きいでしょう。綾瀬さん特有の、作品に溶け込むような飾らない演技は自然体に見えるぶん、世間から評価されるには時間がかかりました。さまざまな作品に出演してヒット作を放つ中で、その演技力が認知されていったのです」(前出のマネジャー)

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