夏休みの旅行や帰省で高速バスを利用する人は多い。時間帯によっては車内でのんびり食事でも。ならばお手軽なファストフードを……。それ、ちょっと待ってください。車内ではそのにおい、他のお客さんにとっては想像以上に迷惑なようです。先日、SNSで盛り上がっていた高速バスへの飲食物の持ち込みについて。“におい問題”では必ずと言っていいほど話題になる有名なフードと言えば――。
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「ファストフードのにおいが気になります」
東京・新宿駅南口にある高速バスターミナル「バスタ新宿」で、仙台まで向かうという60代の女性がそう話した。
油のにおいが充満して苦痛の時間
以前に高速バスを利用した際、自分の近くの座席の人が食べていたフライドポテトのにおいが強く、つらい思いをしたという。
「バスの発車直後、斜め前に座る方が食べ始めました。できたてだったのか、車内にはフライドポテトと油のにおいが充満して、周囲の人が少しざわついていました。気にせずに寝ようとしても気になってしまうし、新宿を出た後はトンネルが多くて窓を開けることもできない。私自身もそうですが、ファストフードのにおいがあまり得意でない人にとっては苦痛の時間だったのではないでしょうか」
筆者は高速バスに乗る機会がほとんどないためか、ファストフードを食べることでそこまでにおいが人の気分を害するという意識はなかった。
バスターミナルでは、他にもこんな声があった。
バスを待っていた女性(29)が以前、山梨県の甲府駅からバスに乗ったときの話だ。
「ちょうどお祭りが終わって、外国人のグループが屋台のたこ焼きや焼きそばを持って高速バスに乗ってきました。その後、2時間くらいバスで移動だったので、かなり気になりました(笑)」