警視庁の交通事故防止キャンペーンに参加した高城れに(2013年)

時に憧れ、時に同士

 芸能ジャーナリストの平田昇ニ氏は、ももクロについてこう述べる。

「ももクロは、ブレークしてからも変わらずにひたむきなステージパフォーマンスを貫き、アイドルファン以外からも『心を打たれる』『元気をもらえる』と言われるほどで、同業者や著名人にもファンが多いのが特徴です。また、活動初期には路上ライブや大手家電量販店の店先でCDを手売りするなど地道な下積み時代を経験しており、グループの成長過程を見守る、という点でもファンは“濃い”経験をしてきました。そういう意味で、ももクロという存在は、ファンにとっては疑似恋愛の対象というよりは、時に憧れ、時に同士のような存在であり、メンバーの恋愛や結婚などのダメージは比較的少ない印象です」

 年末には恒例の年越しカウントダウンライブ「ももいろ歌合戦」を控えているももクロ。紅白よりも盛り上がるのではという下馬評もあるこのイベントで、“バツイチ・アイドル”という新たなフィールドに踏み出した高城がどんなパフォーマンスを見せるのか楽しみだ。

(雛里美和)

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雛里美和

雛里美和

ライター。新宿・十二社生まれの氷河期世代。語学系出版社から邦ロックシーンを牽引するライブエージェント(イベンター)を経て、独立。教育からエンタメまで幅広い分野で活動する。

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