時に憧れ、時に同士
芸能ジャーナリストの平田昇ニ氏は、ももクロについてこう述べる。
「ももクロは、ブレークしてからも変わらずにひたむきなステージパフォーマンスを貫き、アイドルファン以外からも『心を打たれる』『元気をもらえる』と言われるほどで、同業者や著名人にもファンが多いのが特徴です。また、活動初期には路上ライブや大手家電量販店の店先でCDを手売りするなど地道な下積み時代を経験しており、グループの成長過程を見守る、という点でもファンは“濃い”経験をしてきました。そういう意味で、ももクロという存在は、ファンにとっては疑似恋愛の対象というよりは、時に憧れ、時に同士のような存在であり、メンバーの恋愛や結婚などのダメージは比較的少ない印象です」
年末には恒例の年越しカウントダウンライブ「ももいろ歌合戦」を控えているももクロ。紅白よりも盛り上がるのではという下馬評もあるこのイベントで、“バツイチ・アイドル”という新たなフィールドに踏み出した高城がどんなパフォーマンスを見せるのか楽しみだ。
(雛里美和)