和服姿もさまになる篠原ともえ(写真:2018 TIFF/アフロ)

書道や版画教室など5つの習い事

 10代の頃の面影はどこへやら……努力家で落ち着いた女性に成長した篠原だが、デザイナーとなった今も、まだ向上心を持ち続けているようだ。

「今も習い事を5つしていると明かしています。英会話、書道、カリグラフィー、版画教室、3Dソフトを習っていて、その興味が何かのアウトプットにつながると信じているそうです。何歳になっても常に成長しようと努力している姿も魅力的ですが、そうした中で、自分のやりたいことをやりつつ、ビジュアルも年相応の美しさをキープしているところもすごい。そういうところが若い女性には理想的な生き方として映り、憧れる人が増えているのだと思います」

 芸能評論家の三杉武氏は、現在の篠原について「若い頃からその片鱗があった」と述べる。

「若い頃はダウンタウンがMCを務めていた『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』やレギュラー出演していた『LOVE LOVE あいしてる』など音楽番組で存在感を放っていました。とくに後者では、レギュラーだった吉田拓郎さんやゲスト出演した松山千春さんら大物アーティスト相手にも臆することなく強烈なキャラクターを貫いた絡みを見せ、番組を盛り上げていました。当時はファッションも奇抜でキャラも押し出しが強い感じではありましたが、一見なれなれしい態度に見える共演者との絡みでも下品さを感じさせず、音楽業界の大物たちもその存在を認めていました。そうした姿からは、人間性やプロ意識の高さが垣間見えましたね」

 落ち着いた上品さもありながら、努力家で才能も持ち合わせている篠原。今後も長く活躍していきそうだ。

(丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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