収納家具が多く、その中もモノでいっぱいのダイニング/ビフォー
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 先週に多く読まれた記事の「見逃し配信」です。ぜひ御覧ください(この記事は「AERA dot.」で2024年7月8日に配信した内容の再配信です。肩書や情報などは当時のまま)。

【感動のアフター】いろいろな片づけ方を試しては挫折を繰り返していた私 自分に合った片づけ方で未来が変わった

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 5000件に及ぶ片づけ相談の経験と心理学をもとに作り上げたオリジナルメソッドで、汚部屋に悩む女性たちの「片づけの習慣化」をサポートする西崎彩智(にしざき・さち)さん。募集のたびに満員御礼の講座「家庭力アッププロジェクト®」を主宰する彼女が、片づけられない女性たちのヨモヤマ話や奮闘記を交えながら、リバウンドしない片づけの考え方をお伝えします。

case.75  ライフスタイルが変わるタイミングで一念発起 夫・子ども1人/IT関係

 片づける方法は1つだけではなく、インターネットで探せば瞬く間にたくさんの情報が出てきます。その中から、自分に合った方法を見つけるのは難しいかもしれません。自分に合いそうな片づけ方だと思っても、実際にやってみたら全然はかどらなかったということもあるでしょう。

 夫と子どもの3人暮らしのママ・ちはるさんも、今まで多くの片づけ方にチャレンジしてきました。人気の片づけ本を買ってみたり、収納のプロを家に呼んで片づけてもらったり。自分自身も勉強をして整理・収納の資格を取得してみましたが、なぜかいつも家の中はごちゃごちゃしていました。

「私は、収納用品や決められたスペースにモノを詰め込むことは得意な方でした。ただ、量が多すぎていつも入りきらず、あふれてしまうモノが家の中で広がってしまったという感じです」

 片づけに関して常にアンテナを張っていたちはるさんは、家庭力アッププロジェクト®のことは以前から気になっていました。子どもの入学や自分の転職というライフスタイルが変わるタイミングで、申し込みを決意します。

「子どもが小学校に入って、お友だちを家に呼びたいということが増えたんです。あと、私も在宅のテレワークが増えて、家でちゃんと仕事ができる環境を整えたいと思って。“リバウンドしない”というプロジェクトの特徴にも惹かれました」

 これまで何度も片づけては元通りになってしまうことを繰り返してきたので、これで片づけ方を学ぶのは最後にしたかったというちはるさん。

 いざ片づけを始めてみると、モノを手放すことに苦労したそう。

「家の中のモノを“ゴミとして捨てる”ということにすごく抵抗がありました。プロジェクトの中で、一緒に片づけている仲間に自分が手放すモノを写真で共有するというのがあったので、それが思い出として残るから気持ちが楽になって少しずつ手放せるようになりました。あと、フリーマーケットに出品したり、リサイクルショップに持って行ったり、寄付もしました。捨てるのは最後にして、自分の気持ちが落ち着く方法をいろいろと試しましたね」

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西崎彩智

西崎彩智

西崎彩智(にしざき・さち)/1967年生まれ。お片づけ習慣化コンサルタント、Homeport 代表取締役。片づけ・自分の人生・家族間コミュニケーションを軸に、ママたちが自分らしくご機嫌な毎日を送るための「家庭力アッププロジェクト?」や、子どもたちが片づけを通して”生きる力”を養える「親子deお片づけ」を主宰。NHKカルチャー講師。「片づけを教育に」と学校、塾等で講演・授業を展開中。テレビ、ラジオ出演ほか、メディア掲載多数。公式サイトはこちら

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熱心に片づけする姿に夫は