幼稚園時代の宇治原さん(事務所提供)

勝負事が好きになった幼少期

 クイズ番組を楽しい、と語る宇治原さん。仕事というよりも「遊び」という感覚が強いのだという。

「もちろん、いい意味で、です。番組は真面目にやってますから。勝負事って、真面目にやって勝つと楽しいじゃないですか。そういう感覚なんです」

 その原点は幼少期にある。

 宇治原さんには二つ上の姉がおり、幼稚園生のときは宇治原さんの遊び相手をしてくれていた。しかし、その姉が小学生になると宿題で忙しくなり、遊んでくれなくなったのだという。

「遊び相手がいなくなったことで、まだ幼稚園生だった僕は手持ち無沙汰になってしまったんです(笑)。でも、母としては、僕と一緒に遊ぶのは何とか避けたいと考えたんでしょう。そこで母親が考え出したのが、姉と同じタイミングで僕にも“宿題”を与えることでした。母がチラシの裏に幼稚園生でも解けるような簡単な問題をさらさらっと書いてくれて、『これやってお姉ちゃんと遊んどき』って渡してくれたんです。これが僕の初めての勉強だったように思います。問題ができたらほめてくれるし、お姉ちゃんとも『遊べる』し、いいことずくめだったんですよね。そのときから、勉強は楽しいものっていう感覚になりました」

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「英才教育」に対する疑問