MENU キュウリにトマト……身近なところにある「算数」を楽しむ 日常生活の経験から体得する「算数」との付き合い方

 10月25日(金)~27(日)、東京ビッグサイトで”心地よく豊かな暮らし(グッドライフ)のヒントが見つかる体験型イベント「GOOD LIFE フェア2024」”が開催された(主催:朝日新聞社)。衣食住にまつわるさまざまな展示やプレゼンテーションに会場は賑わい、3日間で40,453人が来場した。その中でもひときわ大きな盛り上がりを見せていたステージプログラムが、中学受験カウンセラー・算数教育家の安浪京子さんと、子育て情報誌『AERA with Kids』の鈴木顕編集長による【くらしのなかでみつかる!「算数が楽しくなる」ヒント】だ。ステージのようすをお伝えする。

キュウリにトマト……身近なところにある「算数」を楽しむ

 スクリーンには大きくキュウリの写真が映し出された。両親に連れられてきた子どもたちは反射的に「キュウリ!」と叫ぶ。安浪さんからの算数クイズの一幕だ。

 キュウリの上に、薄緑色の円形が浮かんでいる。

「キュウリをどうやって切ったら、切り口がこの形になるかな?」

 子どもたちは小さな手を伸ばし「空手チョップ」の要領で、手刀を上から下へと振り下ろすしぐさをする。

「ありがとう! みんなすごいね。そう、こうやって輪切りにすると、キュウリの断面はこういう形になるね。じゃあこれは?」

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