デュエットが「放送事故レベル」との声も
実際、昨年大みそかの紅白でもハプニングが起きた。次に歌うYOASOBIを、橋本と浜辺の2人が紹介しようとしているところに、歌唱を終えた有吉が靴をはかずに戻ってきた。橋本が「途中ですか?」と聞くと、有吉は「緊張であせっちゃって、はだしできちゃった。ごめん、ごめん」と釈明。橋本は「いちばんのハプニングかもしれません」と機転をきかせたが、有吉は「本当にもう、記憶が飛んじゃって。すいません」と恐縮していた。
「秒単位で進行していくから、焦ると靴をはく余裕もないんだと思います。余分な時間を取ると、次の順番待ちをしている歌手に影響が出る。紅白にはディレクターがたくさんいて、それぞれが演出を担当しているので縛りもきつい」(城下氏)
もうひとつ、別の意味での“ハプニング”もあった。
番組中盤、特別企画として橋本と浜辺が2人で「いつか王子様が」のデュエットを披露。だが、SNS上では「めっちゃ音はずすやん」「歌唱が放送事故レベルだと話題になっています」「そこまでして歌わせる必要はなかった」など、2人の歌唱力を疑問視する書き込みが相次いだ。
前出の城下氏はこう言う。
「しょうがないですよ。2人は女優で歌手ではないのに、人気者だから何か歌ってもらおうという演出に過ぎません。ただ、それほど今回は目玉の歌手がいなかったということだと思います」
一方、芸能リポーターの石川敏男氏は手厳しい。
「司会者というのは、歌手を持ち上げるだけじゃダメ。歌手を見ている視聴者と同じ目線で(音楽を)表現できる人でないと難しいと思います。ご年配の人が多く見ているわけだから」